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無くしたピアス

先日ダイヤモンドのピアスの片方を伊豆の温泉で無くしてしまいました。

主人に買ってもらって大切にしていた私のたった一つのピアスでした。

髪を洗った後にふと気づいた時には、キャッチしか残っておらず
必死に排水溝まで探しましたが、見つかりませんでした。

やはり外しておけば良かった。

もの凄い水流で、しかも大きな網の目の排水溝でした。

主人は、「また買ってあげるよ。」と慰めてくれましたが、
いつもあたたかく私を見守ってくれていたあの石に申し訳無く
また、折角買ってくれた主人にも申し訳無く
ただ、「執着するのは良くない。死んだら持って行けないのだから。
海の神様にお返ししたと思おう。」と
自分に言い聞かせて夜中悶々としていました。

ところが、目の前に見えるのは、真心こめて差し出された
お盆の上のダイヤモンドのヴィジョンです。

まさか。フロントで旅館の人に確認したのですが、
あの排水溝は直接浄化槽に流れ着くとのことで
探すのはかなり大がかりな工事となり、
探しようがないとのことでしたので。

ダイヤのヴィジョンは無理矢理消し去って
忘れることにしようと思いました。

二日目。

チェックアウト後に、子供達をプールで遊ばせている時に
旅館の方が、「榎本様いらっしゃいますか?」と
駆けつけて来られました。

「無くされたのは、こちらのピアスでしょうか?」

目の前には、チャック袋に入れられたポストの曲がった私のピアスが。

もう片方の耳には、残ったピアス。

あまりのうれしさに、その方の手を握りしめて何度もお礼を言いました。

きっと大変な思いで探して下さったに違いありません。

なんて迷惑な客でしょう。

そのお客に対して、この誠実さ。

本当に感激しました。

あの温かな手のヴィジョンは本当だったのだと
思い返しました。

人の温かさ、誠実さ、これによって
人は生かされているんだなあと
感激ひとしきりです。

ダイヤモンドもまた、誠実な波動の塊で
「帰ってきたよ、あなたのもとに。」と
輝いてくれました。

次からは、お風呂に入る時には、決してピアスは着けませんと
決心いたしました。